
新生児期の子育ては、想像以上に大変ですよね。
特に、「よく泣く」「授乳がうまくいかない」「哺乳瓶を嫌がる」
こうした悩みに直面すると、不安や戸惑いでいっぱいになることもあると思います。
私自身も、まさにその渦中にいた一人でした。
今回は、感覚過敏という特性を持って生まれた娘・ここちゃんとの
新生児期の体験を記録として綴りました。
悩んでいたあの頃の自分、
そして、今まさに同じような想いを抱えている誰かのために。
少しでもヒントになったり、
「私だけじゃないんだ」と思ってもらえるきっかけになったら嬉しいです。
小さく生まれた娘と、始まりの日々
娘が生まれたのは、夏の終わりのこと。
約2,500gと少し小さめながらも、元気に産声をあげてくれました。
生後2日目から母子同室が始まりましたが、
その日から、娘は激しく泣くようになったのです。
最初は
「お腹が空いてるのかな?」
と、お乳をあげようとしましたが――
👶 口に含ませた瞬間、さらに大きな声で泣き出してしまいました。
抱っこしても泣き止まず、衣服やおむつも確認。
でも、不快の原因はどうしてもわかりません。
とうとう私は、
「もしかして、生まれてくるのが少し早すぎたのかな。
まだお腹の中にいたかったのかな…」
と、そんな風にさえ思ってしまいました。
本当は一緒にいたかったけれど、
他の母子もいる病室で、私はここちゃんをナースステーションに預けました。
💭 その瞬間の後ろめたさは、今でもはっきりと覚えています。
そしてここからが、私たち親子の
*泣きの日々*のはじまりでした。
授乳がうまくいかない日々|ミルク併用のすすめ
翌日になっても、娘はお乳をうまく飲むことができませんでした。
助産師さんの指導を受けつつ授乳を試みましたが、
栄養が足りないかもしれないとのことで、ミルクの併用を勧められました。
退院後も状況は変わらず、哺乳瓶でミルクをあげても――
- ミルクを口に含んだままドボッとこぼす
- 吸っているようで吸えていない
そんな状態が続きました。
「もしかして、口の中に何か異常があるのでは?」
と、小児科を受診したところ
👨⚕️「特に問題はないので、しばらく様子を見ましょう」との診断。
でも、泣き続ける理由がわからないことの不安は、増すばかりでした。
泣き続ける娘…理由が見えない毎日
退院後も、娘の泣きは続きました。
お腹が空いている?
オムツ? 室温? 睡眠?
いろいろ試しても、泣き止まない。
しかも、うまくミルクが飲めた日でさえ――
🌀 泣いては抱っこ、抱っこしても泣き止まない。
「どうして泣いているの?」
その理由がまったくわからない。
私は日々、途方に暮れていました。
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんに試したこと|おすすめの乳首

「このままじゃ、十分にミルクが飲めていないかもしれない…」
そんな不安から、
娘が飲みやすい哺乳瓶を探して、本当にいろんなタイプを試しました。
最終的にたどり着いたのがこちらです:
🍼 ピジョン「スリーカット」乳首タイプ
赤ちゃんの吸う力に応じてミルクが出る仕組みで、
ここちゃんにはとても合っていたようでした。
⚠️ でも、これで安心…というわけにはいきませんでした。
何度か使っているうちに、また急に飲まなくなってしまう。
💦 同じものを用意しても
なぜか口を開けてくれなかったり、プイッと横を向いてしまったり…
「せっかく飲めていたのに、どうして?」
そう思いながらも、
🌱「きっと、これが一番合ってるはず!」と信じて、
また同じものを買ってみる。
🔁 そんな“行ったり来たり”の繰り返しが、しばらく続きました。
感覚過敏の娘と気づかなかったこと
後になって、ここちゃんは感覚過敏の傾向があると診断されました。
触覚・味覚・嗅覚・聴覚など、あらゆる感覚が敏感すぎる状態でした。
当時は気づけなかったけれど、今思い返せば思い当たることがたくさんあります。
- 乳首や哺乳瓶に触れる感覚
- ゴムのにおい
- 衣類やオムツの質感。。。
こうした刺激が、強いストレスになっていたのかもしれません。
寝不足と疲労で、私のお乳も出にくくなっていきました。
でも、それ以上に辛かったのは
「哺乳瓶のミルクさえ、まともに飲めない日々」
胸が締めつけられるような思いでした。
🌿私のふとした想い
当時の私は、
**「なぜ?どうして?」**という思いばかりが頭の中をぐるぐるめぐっていました。
生後3ヶ月までの様子と、私の心の葛藤
- 🌀 理由がわからないまま、ただひたすらよく泣く
- 🫶 抱っこしても、泣き止まない
- 👀 なかなか目が合わない
- 🌙 寝かしつけが、信じられないほど大変
- 😢 顔を自分でひっかいてしまう
- 😶 表情が乏しく、笑顔も少ない…
何をしても状況は変わらず
💭 「子育てがこんなに辛いものだなんて、想像していなかった」という思いでした。
最後に|あなたは一人じゃない
退院して、ようやく自宅に戻った日のこと。
娘は相変わらずよく泣いていて、私は抱っこしたまま、家の中を何度も行き来していました。
生後まだ1週間にも満たない頃。
それなのに、部屋を変えるたびに、娘はキョロキョロと周囲を見渡し――
そしてほんの一瞬だけ、泣きやむことがあったのです。
「え? 部屋の違いがわかるの?」
そんな驚きと共に、なんとなく、
ここちゃんの“感覚の鋭さ”のようなものを感じた瞬間でした。
ほんの小さな違いにも反応していた、あの頃のここちゃん。
当時はその意味がわからずに毎日が不安と戸惑いの連続でした。
今思えば――その“研ぎ澄まされた感覚”は、彼女の大切な個性だったのかもしれません。
このブログが、同じように悩んでいるママの心に
少しでも寄り添えたら嬉しいです。