
今朝、仕事に向かう途中で、ここちゃんが通っていた中学校の前を通りました。
お母さんやお父さんと一緒に歩く新入生たちの姿を見て、
「ああ、今日は入学式なんだなぁ」と、ふと気づきました。
この季節になると、私はいつも何とも言えない切ないような気持ちを思い出します。
入学式が楽しみでワクワクしている子。
ちょっと不安そうな表情を浮かべている子。
それぞれの想いを胸に、今日という日を迎えているんだろうなと思います。
特に、感受性が豊かだったり、ちょっと繊細なところのあるお子さんにとっては、
大きな環境の変化は、とても大きなストレスになることもあります。
きっとその子たちのご家族も、同じように胸を締めつけられるような想いで
この日を迎えているのではないでしょうか。
「うちの子、ちゃんと学校に馴染めるかな」
「お友達はできるかな」
「担任の先生は、ちゃんと理解してくれるかな」
そんな不安を抱えながら、事前に学校と何度も話し合いを重ねる
ご家庭も多いかと思います。
けれど、どれだけ準備をしても、実際にその場に立ってみなければ
分からないことばかり。
親としては、子どもに寄り添った支援が本当にされるのかどうか、不安は尽きません。
私自身も、入学式や新学期が近づくたびに、
胸の奥にじわっと広がるような不安な気持ちと向き合ってきました。
今日、学校の前を通った時、
そんな当時の自分やここちゃんの姿が、まるで昨日のことのように思い出されました。
いま、同じような想いを抱えている方々が、
少しでも安心して、新しい一歩を踏み出せますように。
そしてその先の学校生活が、どうか穏やかでスムーズに進んでいきますように。